年次学術集会

大会長挨拶

第47回全国腎疾患管理懇話会学術大会を2024年11月30日(土)に愛知県名古屋市のウインクあいちにて、開催させていただきます。

今回のテーマは「腎代替療法の多様性と包摂性 Diversity & Inclusion」としました。

昨今の日本では、高齢化社会や働き方改革の推進による生活スタイル、ワークライフバランスの多様化、LGBTQ+、SOGIEを始めとする多様な価値観への関心の高まりがあります。また多様性の理解だけでなく、それぞれの価値観を受け入れ、尊重し対応していく包摂性も同時に必要とされています。そういったことを背景に、我々が日々行っている透析などの腎代替療法について、多様性のある患者さんの希望や病状にどうやって応じていくのか、医療者側の働き方や関わり方も含めて、共有し議論ができればと考えております。

企画内容としては、全国各地で行われている多様な腎代替療法について、医療者や、実際に治療されている患者さんも含めてお呼びして、シンポジウム形式でお話を聞き皆さんと議論を深めていきたいと考えております。
また特別講演では、腎移植領域で大変ご高名な、ごとう内科・腎移植内科クリニックの後藤憲彦先生より「腎移植医療を社会全体で共有するためには何が不足しているか?」の演題名でご講演いただきます。
大会日程は1日間とコンパクトですが、当日は密度の濃い、魅力的な企画、議論ができるように現地実行委員会で会議を重ね準備をしております。
名古屋駅前で大変交通アクセスがよい場所です。大勢の皆様と交流を深められることを楽しみにしております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2024年3月吉日

第47回全国腎疾患管理懇話会総会・学術大会

大会長  原 悠太

社会医療法人健和会 健和会病院腎臓内科・透析センター